特定非営利活動法人 ブックスタート

世界のブックスタート

ブックスタートは、1992年に英国で始まりました。日本には2000年に紹介され、同年11月の試験実施を経て、2001年に世界で2番目にブックスタートを開始しました。その後ブックスタートは、多くの国々から注目を集め、韓国・タイ・台湾をはじめ世界各国へと広がっています。
国によって社会的・文化的な背景は異なりますが、活動のキャッチフレーズ「Share books with your baby!(赤ちゃんと絵本を介して楽しいひとときをわかちあおう)」に込められた赤ちゃんの健やかな成長を願う思いは、立場や国境を越え、ブックスタートに取り組む世界の国々で共有されています。NPOブックスタートは、各国の活動の推進団体と連携し、情報を共有するとともに、日本の経験を世界に発信しています。

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2006年9月には、英国・日本・コロンビア・タイ・台湾から、ブックスタート推進団体が集まり、ブックスタート国際会議 in マカオ を開催しました。詳しくは、報告(2007年1月発行のニュースレターより抜粋)をご覧ください。

ブックスタート国際会議inマカオ報告(PDF)

英国

英国では、教育基金団体ブックトラストが中心となり、1992年に英国第2の都市であるバーミンガムで300家庭を対象にした試験実施を行い、ブックスタートが始まりました。各地域では、図書館司書と乳幼児保健の専門家などが連携し、地域のすべての赤ちゃんに出会える0歳児健診でブックスタート・パックを手渡しています。
英国のブックスタートは、読書の環境や子どもの育つ環境を豊かする取り組みとして、また保護者への子育て支援策として捉えられており、社会的に広い支持を得る活動として発展しています。

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英国のロゴマーク

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英国のブックスタートバッグ

韓国

韓国のブックスタートは、韓国ブックスタート委員会が中心となり、2003年4月にソウル市中浪(チュンナン)区の6ヶ月健診で行われた試験実施から始まりました。その後、活動は20地域(全国の自治体数は約240)にまで広がり、全国各地で関心が高まっています。韓国のブックスタートは、日本と同様にボランティアが参加し、自治体や公立・私立図書館と住民が協力して実施する仕組みとなっていますが、地方自治体の事業として0歳児健診を行っている地域がほとんどないため、地域に生まれた赤ちゃん全員を把握するのが難しいことが課題です。今後は行政との連携を図りながら、すべての赤ちゃんにパックを届けることを目指しています。

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韓国のロゴマーク

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韓国のブックスタートバッグ

タイ

タイではタイ児童図書評議会が中心となり、2004年1月から国内11ヵ所でブックスタートの試験実施を行いました。タイでは地方自治体の事業として0歳児健診を行っている地域がなく、公共図書館もほとんどないため、スラム地区で活動するNGO団体や、産婦人科医院、小児科医院、診療所などの施設ごとに広報を行い、まずは施設に訪れる赤ちゃん全員にブックスタート・パックを手渡すという方法で試験実施を行いました。現在は予算の都合で試験実施を終了していますが、今後は、ブックスタートに関心を持つ自治体や人々が活動を立ち上げるための支援をする団体を設立し、活動を広げていくことを計画しています。

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タイのロゴマーク

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タイのブックスタートバッグ

2006年、NPOブックスタートでは、韓国とタイの活動を視察しました。
詳しくは、報告(2006年9月発行のニュースレターより抜粋)をご覧ください。

タイ・韓国視察報告(PDF)

台湾

台湾では信誼基金会が中心となり、2006年9月に台北(タイペイ)市と台中(タイチュン)県との協力により試験実施を行いました。立ち上げを記念して行われた、台北ブックフェアでの展示では、他の国々のブックスタート・パックと合わせて、日本のパックや活動の様子を収録したビデオも紹介されました。今後、試験実施での経験をもとに、各地域それぞれの特性にあった形でブックスタートを広げていくことを目指しています。

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台湾のロゴマーク

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台湾のブックスタートバッグ

コロンビア

コロンビアではフンダレクトゥーラ・コロンビア(コロンビア読書推進協会)が中心となり、2003年から国内4ヶ所で試験実施を行いました。字を読むことができない保護者も多いため、パックの中には絵だけで展開する絵本が入っています。また家庭内暴力が大きな社会問題となっているコロンビアでは、本を通して親子が会話をすることで、親子のコミュニケーションが生まれ、それにより双方に安心感や信頼感が生まれることを期待しています。

このほか、英国の推進団体ブックトラストにも世界各国からの問合せが寄せられています。
詳しくは英国ブックスタートのホームページ(英語)をご参照ください。

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