
応援メッセージ > 中谷 通恵 【NPO法人 お助けネット代表】
思い起こせば、今から17年前。
「1.57ショック」と言われた平成元年生まれの娘が8ヵ月のときに、夫の転勤で知り合いのいない北海道白老町へ越してきました。少子化のせいか、赤ちゃん連れの人に会うことがなく、私は淋しくて友達が欲しくてたまりませんでした。
そんな子育て環境の現実を、誰かに訴えたくて、生まれて初めて新聞へ投稿。「乳幼児の母親の交流の場を!」と題したその投稿文は、「赤ちゃん連れでも気軽に集まれる場所がほしい。そこで、大好きな絵本を介して楽しく交流したいです」と結びました。
そうです。まさに、『ブックスタートの場』を求めていたのでした。「絵本を介して大人と赤ちゃん、大人同士がふれあう場、つながる場」を切望していたのでした。
その後、育児サークルやミニコミ誌の発行を通して仲間を得た私達は、「人は、助け助けられ、支え支えられて生きている」ことを実感。子育て中の親の声をより広く伝え、子育てがゆったりと安心してできる社会の実現のために、奔走 ( 疾走か迷走かも ) するようになりました。役に立てているかは別として、いつのまにか「子育て支援おばさん」と呼ばれ今に至っています。
そんなわけで、子育て支援を担う方が、地域に増えてほしいと思い、アンテナを張るようになりました。
『子どもの心の発達と大人のかかわりについて、理解してくれている』『親の心に寄り添いながら、さりげなくあたたかく支えてくれる』そんな人はいないかなあ・・・。すると、いました、いました。絵本の楽しさを広めてくれる「読みきかせ」や「ブックスタート」にかかわっている方々。そう、みなさんです。
子育て支援という言葉は、まだ歴史が浅いけれど、古くから、地域で子育てを、親を、子どもをさりげなくでも力強く支えてくださっていたのが読みきかせ活動だったのです。
全国の読みきかせ活動やブックスタートにかかわっているみなさまが、ますます『子育て支援』を担ってくださることを願ってやみません。
NPO法人お助けネットは、北海道白老町を拠点に、託児サービス・子育て相談・情報誌発行・子育て講座・楽しいイベントなどを通し、子どもの健全な成長が保障される地域社会の実現をめざして活動しています。